鳴子温泉に泊まる
父との二人旅も今回で2度目。
うちの家族は硫黄泉の濁り湯が大好きなので、今回は鳴子温泉を選択した。旅行雑誌を見ながら「湯の宿吟の庄」が良いね意見が一致し予約を取った。
暫くして宿から電話が入った。何でも、施設が老朽化して改修しなければならないので、姉妹店の「ねまりこの宿ますや」を紹介するというのだ。
最初、料金はそのままで食事と部屋をグレードアップすると言われたのだが、温泉入りまくりで部屋なんて眠るだけだから食事のみグレードアップで私は快くOKした。
その事を父に話すと
「お父さんは、食事や部屋なんてどうだっていいんだよ。大切なのは硫黄泉かという事だ。そこは確認したのか?」
「してないよ。だって鳴子温泉なら硫黄泉じゃないの」
「何言ってるんだ。泉質は数種あるんだよ。直ぐに確認してくれ」 と父が子機を押し付ける。
渋々 電話をして確認した。
「あの、予約を入れております○○と申しますが、お聞きしたい事があるんです。」
「はい、この度は吟の庄の改修でご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございません。何でしょうか?」
「泉質なんですが、硫黄ですか?」
「はい、そうです。」
「本物の硫黄ですか?」
「はい本物です。」
やり取りを聞いていた父がOKサインを出した。私は礼を言って電話を切った。
忘れもしない6月13日、朝8時に出発。高速を快適に飛ばす。ドライバーは私、青い雪。
高速道路の運転は大分慣れた。父に言わせれば一般道を乗りこなしてこそ一人前だそうだが。
お昼は宮城県牡鹿郡女川にある「食事処 おじか」のウニ丼と決めていた。
一般道に入ってからは父とバトンタッチ。
父曰く、「一般道も練習の為に運転しないといけないんだが、折角の楽しい旅行。事故起こして暇だれしたくないからな」
凄い言い様だ。車を海の方に向けて進むと
注意していないと見過ごしてしまう佇まい。そして父と迷わずお目当てのウニ丼2300円を注文。
このウニがまた甘くて最高!ペロリと食べてしまった。ここは人気店みたいで、お客さんが絶えない。
ここで去年のまず~いアンコウの思い出が少し薄らぎ、今回の旅行はきっと正解だと信じて疑わなかった。この時点まではね!
幸せ気分に浸りながら父の運転で鳴子へと向かう。
鳴子温泉郷は思ったよりもこじんまりとしていた。もっと温泉!って感じで賑やかなのかなって思っていたから。
そして、ねまりこの宿ますやに到着。フロントでチェックイン。
スタッフがやたらと丁寧な対応をする。
「今回は本当にすみません。今日のお部屋ですが、特別室をご用意させて頂きました。」
鍵を見たら777だった。 今にして思えば、ここで疑うべきだったのだ。
でも、私達の泊まる筈だった旅館は、この宿よりも高い値段だったので疑いもしなかった。
そして通された部屋は無駄に和室が3つもある豪華版だった。トイレも洗面も2つずつある。
贅沢に父は左、私は右を専用に使う事にした。
そしてテーブルの上にはウェルカムデザート
私達、特別扱い?ちょっと優越感。
そしていよいよお風呂へ。父が「それでは、ちょっと行ってくるね」とルンルンで出て行った。
私は、周辺のマップを見ながら父が帰って来るのを待っていた。
すると、ガチャッとドアが開く音がした。えーっ!まだ15分も経っていないのに?どうしたんだろ?と思っていると
足音と共に襖がすーっと開いて父が入って来て
「ここは硫黄じゃないなぁ。硫黄の香りはするけどお湯も透明だし。」と言った。
私も早速確かめに入りに行った。 ん~これはどう見ても含む硫黄
がっかりしながら部屋に帰ると、父がビールを飲んでいた。
「入って来たよ。あれは含む硫黄泉だね。本物の硫黄って言うから来たのに」
「まぁまぁビールでも飲んで
」とほんのり赤くなった顔で父がコップに注いでくれた。
「それでな、思いついたんだけど滝の湯っていう共同浴場があるんだが、150円だし歩いていけるみたいだから行ってみようか。その前にもう一度入ってくる」懲りない父だった。
程なくして父が戻ってきた。
「いやぁ~行く前で良かったよ。風呂で一緒になった人からの情報だが、その人バスツアーで来ている人なんだがね。行ったらイモ洗い状態で、皆が帰ったから入ったら なんと湯量が足首しかなかったんだって!
」
「はぁ~?何それ~!
それじゃ行かなくてもいいね」 もうガッカリを通り越して虚脱状態。
それでも温泉好きの親子ですから、夕食前に宿のお風呂に2度入った。
そして夕食です。
個室に通され、仲居さんが一人ついての食事でした。色々沢山あって何から食べようか目移りしちゃう。
鳴子名物の枡汁。味は・・・それなりに美味しかった。
どのお料理も可愛く盛られてるし、色々味が楽しめて美味しかった。
だけど本来泊まる予定だった「湯の宿吟の庄」は硫黄泉と旅行雑誌には書いてあったので、いつか泊まってみたいと思う。
自宅に戻りがてら、父が言った。 「お母さんと青い雪がまだ生まれる前に行っていた温泉があるんだが、これから行ってみるか?これぞ硫黄!源泉掛け流しだぞ!」
そのお湯は、コバルトブルーの硫黄泉だった
何よ~父ったら、最初から言ってくれればいいのに~
露天風呂にゆったりと入りながら、自然と笑みがこぼれてくる。雨もポツポツ降っていたが気にならない。
やっぱ、硫黄は濁り湯に限るよ
硫黄の香りをプンプンさせながら車の中で父に言う。
「お母さんとの秘密の場所だね。今度、ここに泊まってみたいな」と。
「ああいいよ。お母さんも一緒に来るって言うんじゃないかな。」 遠い眼をして父が答えた。
うちの家族は硫黄泉の濁り湯が大好きなので、今回は鳴子温泉を選択した。旅行雑誌を見ながら「湯の宿吟の庄」が良いね意見が一致し予約を取った。
暫くして宿から電話が入った。何でも、施設が老朽化して改修しなければならないので、姉妹店の「ねまりこの宿ますや」を紹介するというのだ。
最初、料金はそのままで食事と部屋をグレードアップすると言われたのだが、温泉入りまくりで部屋なんて眠るだけだから食事のみグレードアップで私は快くOKした。
その事を父に話すと
「お父さんは、食事や部屋なんてどうだっていいんだよ。大切なのは硫黄泉かという事だ。そこは確認したのか?」
「してないよ。だって鳴子温泉なら硫黄泉じゃないの」
「何言ってるんだ。泉質は数種あるんだよ。直ぐに確認してくれ」 と父が子機を押し付ける。
渋々 電話をして確認した。
「あの、予約を入れております○○と申しますが、お聞きしたい事があるんです。」
「はい、この度は吟の庄の改修でご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございません。何でしょうか?」
「泉質なんですが、硫黄ですか?」
「はい、そうです。」
「本物の硫黄ですか?」
「はい本物です。」
やり取りを聞いていた父がOKサインを出した。私は礼を言って電話を切った。
忘れもしない6月13日、朝8時に出発。高速を快適に飛ばす。ドライバーは私、青い雪。
高速道路の運転は大分慣れた。父に言わせれば一般道を乗りこなしてこそ一人前だそうだが。
お昼は宮城県牡鹿郡女川にある「食事処 おじか」のウニ丼と決めていた。
一般道に入ってからは父とバトンタッチ。
父曰く、「一般道も練習の為に運転しないといけないんだが、折角の楽しい旅行。事故起こして暇だれしたくないからな」
凄い言い様だ。車を海の方に向けて進むと
注意していないと見過ごしてしまう佇まい。そして父と迷わずお目当てのウニ丼2300円を注文。
このウニがまた甘くて最高!ペロリと食べてしまった。ここは人気店みたいで、お客さんが絶えない。
ここで去年のまず~いアンコウの思い出が少し薄らぎ、今回の旅行はきっと正解だと信じて疑わなかった。この時点まではね!
幸せ気分に浸りながら父の運転で鳴子へと向かう。
鳴子温泉郷は思ったよりもこじんまりとしていた。もっと温泉!って感じで賑やかなのかなって思っていたから。
そして、ねまりこの宿ますやに到着。フロントでチェックイン。
スタッフがやたらと丁寧な対応をする。
「今回は本当にすみません。今日のお部屋ですが、特別室をご用意させて頂きました。」
鍵を見たら777だった。 今にして思えば、ここで疑うべきだったのだ。
でも、私達の泊まる筈だった旅館は、この宿よりも高い値段だったので疑いもしなかった。
そして通された部屋は無駄に和室が3つもある豪華版だった。トイレも洗面も2つずつある。
贅沢に父は左、私は右を専用に使う事にした。
そしてテーブルの上にはウェルカムデザート
私達、特別扱い?ちょっと優越感。
そしていよいよお風呂へ。父が「それでは、ちょっと行ってくるね」とルンルンで出て行った。
私は、周辺のマップを見ながら父が帰って来るのを待っていた。
すると、ガチャッとドアが開く音がした。えーっ!まだ15分も経っていないのに?どうしたんだろ?と思っていると
足音と共に襖がすーっと開いて父が入って来て
「ここは硫黄じゃないなぁ。硫黄の香りはするけどお湯も透明だし。」と言った。
私も早速確かめに入りに行った。 ん~これはどう見ても含む硫黄

がっかりしながら部屋に帰ると、父がビールを飲んでいた。
「入って来たよ。あれは含む硫黄泉だね。本物の硫黄って言うから来たのに」
「まぁまぁビールでも飲んで
」とほんのり赤くなった顔で父がコップに注いでくれた。「それでな、思いついたんだけど滝の湯っていう共同浴場があるんだが、150円だし歩いていけるみたいだから行ってみようか。その前にもう一度入ってくる」懲りない父だった。
程なくして父が戻ってきた。
「いやぁ~行く前で良かったよ。風呂で一緒になった人からの情報だが、その人バスツアーで来ている人なんだがね。行ったらイモ洗い状態で、皆が帰ったから入ったら なんと湯量が足首しかなかったんだって!
」「はぁ~?何それ~!
それじゃ行かなくてもいいね」 もうガッカリを通り越して虚脱状態。それでも温泉好きの親子ですから、夕食前に宿のお風呂に2度入った。
そして夕食です。
個室に通され、仲居さんが一人ついての食事でした。色々沢山あって何から食べようか目移りしちゃう。
鳴子名物の枡汁。味は・・・それなりに美味しかった。
どのお料理も可愛く盛られてるし、色々味が楽しめて美味しかった。
だけど本来泊まる予定だった「湯の宿吟の庄」は硫黄泉と旅行雑誌には書いてあったので、いつか泊まってみたいと思う。
自宅に戻りがてら、父が言った。 「お母さんと青い雪がまだ生まれる前に行っていた温泉があるんだが、これから行ってみるか?これぞ硫黄!源泉掛け流しだぞ!」
そのお湯は、コバルトブルーの硫黄泉だった
何よ~父ったら、最初から言ってくれればいいのに~
露天風呂にゆったりと入りながら、自然と笑みがこぼれてくる。雨もポツポツ降っていたが気にならない。
やっぱ、硫黄は濁り湯に限るよ

硫黄の香りをプンプンさせながら車の中で父に言う。
「お母さんとの秘密の場所だね。今度、ここに泊まってみたいな」と。
「ああいいよ。お母さんも一緒に来るって言うんじゃないかな。」 遠い眼をして父が答えた。







この記事へのコメント
お父様とお母様の秘密の温泉場,お父様はちゃんと覚えていたんですね!お母様は喜んでいると思います!そして入れて良かったです!私達も行ってみたいです。
旅館の方にも,もうちょっと説明をしてもらいたかったですね。でも特別室や豪華なお料理,果物の心遣いなどすっごい特別扱いをしてくださって良いなと思いましたよ。でも濁りの100%硫黄で硫黄の匂いのでないと納得できないですよね!
また,うに丼とても美味しそうです!食べたいです。
そして運転お疲れ様でした!
そうなんですよ。もう少し説明してくれればって思うと残念でなりません。
秘密の温泉場は秘湯だと思うんですけれど、昔ながらの感じでした。比較的新しい宿も出来ていましたので今度レポしますね。まだいつ行くかは未定ですけど。しかし硫黄泉は良いですよ。体中を殺菌されている感じが素晴らしいです!切り傷なんて翌日かなり良くなってますからね(@_@;)
嘘はいかんですよね、最近は産地偽装なども横行しているけど。
スーパーでもウマズラハギをカワハギって売ってたり、ノルウェイの鯖を
国産ってなってたり…
これからは消費者や利用者が利口になって、悪徳業者をギャフンと
言わせないといけないかもね。
インターネットなど、調べるツールはいっぱいあるから^^。
また楽しい出来事をアップしてくださいね。
本当にそうですね。私達がもっと賢くならないと益々騙されちゃいます。嫌な世の中になっちゃいました。
店に売っている商品もそうなんだね…私なんて見ても全然分からないから随分と騙されて買った様な気がしますです。
これにめげずにどんどん温泉行きますんで、楽しいレポ楽しみにしていて下さいね。
鳴子温泉はそもそもお父様がイメージされてる様な白濁湯で無いと思います。
また含硫黄泉なので、宿の人も本物の硫黄泉かと聞かれれば、はいと答えるかなあと思いました。
お湯は白濁の濁り湯か?と聞けば正確な回答が得られたのではと思います。
東北だと高湯温泉、下風呂温泉だとご満足頂ける硫黄泉ではと思います。
あらいぐまさんのコメントをお読みして私も大人げないなと思い反省しました。
鳴子温泉は白濁ではないのですね。旅行雑誌の写真ではお湯が薄白く、説明分に硫黄泉と書かれていたので白濁湯だと思ってしまった次第です。
お湯の思い込みがなければ、お風呂、お部屋、お料理と全てとても良かったので機会があればまた行ってみようかと思います。